こんにちは、リベルテです。
今回は、第二種電気工事士試験を独学で合格した、わたしなりの勉強方法(筆記)を紹介します。
これから初めて受けようと思っている方や筆記試験が不安な方は、
どういう勉強方法がいいの?効率のよい勉強方法は?などの疑問があると思います。
そんな疑問に対して、丁寧に解説をしていますので、参考になれば幸いです。
早速ですが、まずは試験の難易度と概要について紹介をして、
その後、勉強方法について解説していきます。
第二種電気工事士試験の難易度
【結論】第二種電気工事士試験の難易度ですが、
電気知識が全くない素人でも2〜3か月勉強して合格できるレベルです。
私もはじめは、電気についてほとんど知識がありませんでしたが、独学で一発合格できました。
人によりますが、そこまで難しい試験ではないと思っていただいてOKです。
下記は、試験の難易度です。
筆記試験は50問中30点以上で合格です。(4択問題のマークシート方式)
技能試験は、出題通りの作品を時間内に組み立てなければなりません。
電気工事士の試験なので正確性が求められますが、事前に練習をすれば問題なしです。
技能試験についてもっと知りたい方は、下記をチェックしてみてください。
令和元年・2年度の全国合格者数
続いては、試験の合格者がどれくらいいるかについてです。
試験の難易度を知るには、受験者数とその中の合格者を割り出すとわかりやすいです。
令和元年・2年度の筆記・技能試験の全国合格者数が下記の表になります。
実施年度 | 試験区分 | 筆記試験 | 技能試験 |
令和2年 | 上期 | – | 67.9% |
下期 | 62.1% | 72.9% | |
令和元年 | 上期 | 70.6% | 67.4% |
下期 | 58.5% | 62.2% |
令和元年の上期筆記試験の合格率が70.6%です。
令和2年の下期筆記試験の合格率が62.1%です。
10人受験して6〜7人は合格する計算になりますので、
資格試験の合格者割合としては決して悪い数ではありません。
ここまでみて、第二種電気工事士試験の難易度がうっすら見えてくればOKです。
第二種電気工事士試験の概要
ここでは、第二種電気工事士試験の概要について簡単に紹介していきます。
この試験は一般財団法人電気技術者試験センターが実施している国家試験になります。
晴れて試験(筆記、実技)に合格をすれば、
600V以下で受電する一般住宅や小規模店舗などの電気工事を行うことができます。
受験費用は下記です。
・インターネット申し込み 9,300円
・郵便申し込み 9,600円
自宅にインターネット環境があれば、インターネット申し込みの方が時間的にも金額的にも良いです。
気になる試験の内容ですが、実施時期が年2回です。
筆記試験が先にあり、その約1か月後に技能試験があります。
・上期 : 筆記→6月 技能→7月
・下期 :筆記→10月 技能→12月
下記は、試験(筆記、技能)の内容です。
★筆記試験★
・試験時間は2時間
・出題数は50問でマークシート方式の四択問題
・30問以上正解すれば実技試験が受験できます(もちろん30点も含む)
★技能試験★
・作業時間は40分
・出題された配線図通りに材料を組み立てて作品を作ります
・出題されるであろう問題は事前に公表されます
→公表される13問のうち1問を技能試験で組み立てます
断然、筆記試験のほうが技能試験より難易度が低いですね。
筆記試験の勉強スケジュール
さて、本題に入ります。
筆記試験の最適な勉強のスケジュールを紹介します。
【結論】筆記試験の2か月前になったら勉強することをおすすめします。
理由としては、早すぎてもモチーベーションがついてこないからです。
人間という生き物は試験日(締め切り)が迫らないと本気でやらない弱い生き物なのです。
私はやる気満々で3か月前から勉強を始めましたが、勉強期間を長く取りすぎたせいで中だるみをしてしまいました。
この瞬間、3か月の勉強期間は必要ないと感じましたし、
効率よく、長期的な記憶を定着させるには2か月がベストだなと感じました。
2か月前からの勉強は筆記試験だけで十分です。
(技能試験の勉強はこの間一切やらなくて良いです。)
理由は、晴れて筆記試験を合格したら、技能試験まで1.5か月の勉強期間があるからです。
1.5か月あれば、技能試験の練習をたっぷりと確保できるというわけです。
筆記試験が終わったあとでも、実技試験の練習時間は意外と
確保できます。
筆記試験の勉強方法
山のようにある数の参考書から1冊だけを選ぶ
前置きが長くなってしまいました。m(_ _)m
筆記試験を受験するのであれば必要になってくるのが参考書です。
勉強自体の流れは、シンプルに下記2つです。
①参考書で基礎的な内容を理解する
②過去問の反復練習
基礎は大事ですので、参考書選びは力を入れてほしい部分でもありますが、
何を選んでいいか悩みますよね。
そこで私が本屋やインターネットで調べまくって出会った最高の1冊を紹介します。
それがこの参考書です。
禰寝(ねしめ)重之さん著の「いちばんやさしい第2種電気工事士」です。
第二種電気工事士の参考書は書店やネットで腐る程ありますが、私はこの参考書が一番おすすめです。
THE参考書といった文字の羅列だけの活字本ではなく、
フルカラーで写真が多用されている非常に読みやすい一冊です。
ただ、他の参考書と比べ価格が1800円+税とやや高めです。
しかし、出題割合が高い過去問なども精選されて記載されているので
何冊も参考書を購入する必要はありません。
この一冊で十分勉強することができます。
筆記試験の科目
第二種電気工事士の筆記試験の科目は大きく分けて7つあります。
そして、この7つは暗記系と計算系に分類することができます。
暗記系科目 | 計算系科目 |
配線設計・配電理論 | 電気に関する基礎理論 |
電気機器・配線器具並びに電気工事用材料及び工具 | |
電気工事の施工方法 | |
一般用電気工作物の検査 | |
配線図 | |
一般用電気工作物の保安に関する法令 |
上記のように筆記試験は暗記系と計算系に分けることができます。
科目別の勉強の進め方は下記です。
①暗記系の科目を読み進めていく
②一通り暗記系の科目を読んだら計算問題を試しに解いてみる
・計算問題について
計算問題として出題される問題は公式を覚えておけば解けるような問題ばかりです。
計算が苦手な方は、公式や出題パターンを覚えておくと点数が取れます。
計算問題はきっちり10問出題されますので、苦手でしたら全て捨てるのもありです。
5問だけ解けるようにしておくのもありです。
そのためには他の問題を確実に解けるようになっておきましょう。
筆記試験の科目別説明
下記の記事に、筆記試験の科目別に出題される問題や覚えておくべき計算問題をまとめています。
ご興味があればぜひ見てみてください。
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございます。
下記は今回のおさらいです。
おおまかな勉強の流れ
①参考書で基礎的な内容を理解する。
②過去問の反復練習
特に使用する参考書の選定は大切です。
参考書は、筆記、技能試験の基礎的な内容がわかりやすく書いてあるものを選びましょう。
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